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『ところで「龍」裏カジノの運営は上手く行ってるのかなぁ?』 『おいおい、まだ始めたばかりで半グレや暴力団が僅かに… あと半グレ仲間である芸能人が僅かに… まあ、小物ばかりだが…』 『そうなんだ… 明日あたり大口が入ると思うよ? そうそう警察関係のパイプは繋がっているんだよね? 大口はそれを条件としているから…』 『…「雅」佐竹から連絡あったか?』 「いえ、まだです…」 『はあ? 少し行動が遅いね? これから本腰を入れて芸能界をエサにして金儲けする気があるの?』 「ユウ」は威圧的に「雅」に罵声を浴びせた。 『まあまあ「ユウ」お前の本気度はわかる… 「雅」今日までにはっきりさせろ! そして絶対佐竹を巻き込め… 命令だ!』 「はい、分かりました… 必ず…」 『大丈夫だよね? その大口はあたいがアイドルグループ「ブロウ」にいた時のプロダクションから紹介してもらうのよ… その時あたい達のマネジャーをしていた桝本とはまだパイプがあってね… まあ、半分は脅してるんだけど… クックク… 桝本は今や「ブロウ」が所属していたプロダクションの広報部長なのよ… その人脈を活用してギャンブル好きな芸能人で大物演歌歌手とか俳優、コメディアンなどをこの裏カジノに導いてくれると約束してくれたわ… さっきも言ったけどその条件が管轄警察の関与で絶対安全である保証なのよ… 分かった?』 「ユウ」は「龍」が思い描いている構想を具現化し始めていた。
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