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『ヤバなぁ? 今月すでに500万のマイナスだ… 株も円安で暴落… そして競馬もツキに見放された? 余裕が無くなってきたなぁ… 残高とうとう1,000万だ…』 「フォアん…フォアん…」 『ハイ、佐竹です…』 「佐竹さんお休み中、すいません「雅」です…」 『あ、あ…』 「この前のお話如何ですか? 会員となりカジノに参加してもらえませんか?」 『どうしょう? 金も無くなって来たから… でも俺は警察官でありこのような裏カジノなど? ああああ…』 佐竹は心の中で葛藤していた。 すると「雅」が… 「佐竹さん、このお話しは無かった事で良いのですね?」 『待ってよ!』 佐竹は「雅」の意外な言葉に戸惑っていた… 『どうする? このままでは金が減るばかりだ?』 佐竹はやはり金の亡者であった。 そして「雅」に… 『カジノの会員になるよ…』 「ありがとうございます… それでは明日午後11時に新横浜駅に車でお向かいに参りますので宜しくお願いします」 『分かりましたよ、』 刑事課 佐竹課長は裏カジノの会員となったのであった。
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