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4.
廃墟ビルに居た奴からの追ってを振り払い俺と「リュウジ」は新横浜にあるアジトに辿り着いた。
「…「リュウジ」大丈夫だったか?」
『なんとか振り切ることが出来たが…
奴は「魔界族」の手下か?』
「多分そうだと思う…
「リュウジ」お前見たか?
俺達を追って来た奴の首と右の二の腕に刺青があったこと?
そして、その奴の二の腕の刺青は…
◯の中に「魔」の字が…」
『…「晃」お前良く見てたなぁ?
俺は逃げるので精一杯だったぜ…
あ、そうか…
確かかなり深く「魔界族」の情報を奴らに知られないように調べてたら刺青のこと思い出した…
「魔界族」は族への忠誠を誓うため幹部は《魔界》の焼印を…
そして下部となった奴は腕に◯に「魔」の刺青をすると…
その刺青は「魔界族」に忠誠を誓う証?
でもその情報ではその刺青によって社会復帰をさせない手段ともしていると…
そして「魔界族」代表「龍」が自ら下部に刺青を入れるのだと…』
「リュウジ」は「晃」から話を聴き調べた情報が本当かと疑っていたが真実であったと頷いたのであった。
「…「リュウジ」「魔界族」はかなりヤバイ連中で俺達…?」
俺はまたしても弱気になっていた。
『…「晃」大丈夫だ、俺の技術で俺らの情報は奴らには分からない…
安心しろ!』
「リュウジ」は「魔界族」への復讐に対し腰が座っていた…
それは家族を救ってくれた今は亡き綾瀬への恩義であったからだ…
「ありがとう「リュウジ」…」
『さあ、「晃」廃墟ビルで撮った写真分析をしょう…
プロジェクターに写真を映してくれ…』
俺は「リュウジ」の指示に従い壁に写真を映した。
「あ、室内には何も無いがまたしてもドアのような?
そうかあの時「リュウジ」と納得した…
「あ、そうかあれって?」はエレベーターだよなぁ?」
『そうそう「晃」…
多分廃墟ビルの上の階が裏カジノの会場であると…』
「…「リュウジ」再度、廃墟ビルに行ってみるか?」
『…「晃」凄く危険だぞ…』
「俺も腹を括ったよ…」
俺達は再度、廃墟ビルへ潜入を考えていたが予想もつかない事が訪れた。
「…「リュウジ」どうしてこれが?」
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