モラハラ夫

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モラハラ夫

3年前、結婚生活17年目を迎えた私は 45歳の夫渋谷誠一と高校1年の長男 中学2年の次男と4人で暮らす42歳 ごく普通の専業主婦だった 夫とは大学卒業後に就職した 会社の指導係を誠一が務めた事が縁で 結ばれた謂わば職場結婚 優秀なエリート商社マンの誠一から プロポーズを受けた時私は幸せの絶頂にいた 必ず君を幸せにする... そう言ってくれた筈だった ある時期から 幸せな日々に翳りが差し始める 甘い囁きは少しずつ支配的な言葉に 変貌していき 理由もなく無視されるようになっていった
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