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僕は嫌だ!
声に驚き振り返ると
誠が報告書を手に持ち、険しい顔つきで
立っていた
どうしよう...
「あの...誠? ごめんね...」
「どうして母さんが謝るの?
悪いのは父さんでしょ!
何を迷ってるの?こんなを事されても
父さんと一緒にいる意味ある?
僕は嫌だ‼︎💢
僕達の事心配してるの?アルバイトでも
何でもするから大丈夫だよ」
誠は事ある毎に母親の悪口を
息子達に吹き込む父の事が大嫌いだった
「でも貴方達に苦労をかけるくらいなら...」
「やってみないと分からないじゃないか!」
誠の心の叫びともいえる言葉が響いた
優子は腹を括った
「わかった!母さんも働くわ...」
「だったら一つ提案があるんだけど...」
誠は思いがけない提案をしてきた
未来を切り拓くアドバイスを...
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