ぼくの王国

ぼくの思いと現実

なんでぼくがこんな体で生まれてしまったんだろう。どうしてみんなみたいに当たり前に学校に行けないんだろう。
「大丈夫。次の手術が成功すれば、学校にも行けるようになるって先生も言ってるから頑張って手術を受けてみましょう。」
昨日お母さんがぼくに言った。
でもぼくはとても怖いんだ。ぼくは水オオカミのように戦わないといけないんだ。だけどぼくは怖い、怖くていつも逃げてる。いつもいつも怖いんだ。よる眠る前にくる痛み、先生とお母さんの手術の話、みんながぼくのことを心配する目さえもぼくにとっては怖くてたまらないいんだ。ぼくは優しくなりたいんだ。お母さんやお父さんに「ぼくは大丈夫だよ」って言いたいんだ。ぼくは大人にならないのかもしれない。そしたらお母さんとお父さんきっと泣くに違いない。
ぼくは怖いし、寂しい。青い鳥がいればいいと思った。空を照らすぐらい強い星があればいいと思った。
友達が欲しかった。
星が見えるとこらに行こうせめて、星が光って見えるとこらに、、、