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「……本当に大丈夫ですか、アスさん」
「うんっ……大丈夫……」
必死に目を開いて、アステリズムは眠気に負けそうになりながら声を出す。
ここまでくると、トワイライトも気づき始めていた。
「今日は夜更かししたい理由でもあるのですか?」
「うっ……」
さっきからすでに何冊も絵本を読んでいるが、アステリズムはこくっと首を揺らしてははっと目を覚ましてぷるぷる首を振ったり、頬を叩いたり、一生懸命寝ないようにしていた。
「それならそうと早く行ってくれたら、協力したのですが」
「だ、だって」
そう言ったきり黙り込むアステリズムを見て、トワイライトはちらりと時計を見た。
「……あとどれくらい起きていればいいのですか?」
「今、何時?」
「ちょうど十二時になりましたよ」
それを聞いた瞬間、アステリズムはがばっと布団をはねのけた。
「____トワイライトさんっ!」
「はい?」
「あのねっ、
お誕生日、おめでとう!」
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