第二幕 暁光の章

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ーー太陽が天頂に差し掛かろうとしていた。 街並みを抜けたそよ風が吹くところ。 木々が溢れ、小鳥がさえずる。木漏れ日がやさしい場所。 セシルに示された場所に到着した。 「なんだか落ち着きますねぇ…」 「アンバー様もそう思われますか?彩白港は緑と安らぎの地でもあるんですよ。」 「へぇぇ。いいところですね!気に入りましたっ!」 街で感じた≪違和感≫は一切感じられない。 やさしい賑やかさが心地よい。 「気に入ってもらえたようで何よりだ。」    「ぴぎぃっっっ⁉⁉」 気づかぬ間にアンバーの後ろに人が立っていた。 心臓が止まりそうになったアンバーは慌てて魂を自分の体に戻した。 「あらセシル様、ご機嫌麗しゅうございますか?」 「ああ、久しいなアルデバラン。」 (なんでそんな冷静なの…) まだ心臓が音を立てて騒いでいるアンバーは冷や汗を垂らしながら二人の様子を窺がっていた。 「ー随分驚かせてしまったようだが…すまなかったな、アンバー。」 「あっ、は、はじめましてお世話になります。アンバーと申します。」 「ああ、名は存じている。シリウスとアルマの弟子という立場であっているな?」 「まあ、、、一応、、、」 「……」 「……」 「……」 (何この沈黙…‼何なのこの人たち…‼) ーーー 3人は星雲第二拠点へと向かった。
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