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人姿
ナーバ=クルィーク
「どうした!大丈夫か!」
お風呂場の外から、ナーバの声が聞こえて…
ドアを開けようとしたんだけど
尾ビレがあたってるせいでドアが開けられない。
ワタシ
ジーラ・ジュリエス
「あ、うん…大丈夫!ドアに
尾ビレが、あたっただけだから~!」
ドアの外から、安堵するような
ため息が聞こえた。
人姿
ナーバ=クルィーク
「そ、そうか…まあ、人間用の
浴室だと狭いから仕方ないな。」
ワタシは、前もってお湯が張ってある
お風呂にぬるっと入る。
ワタシ
ジーラ・ジュリエス
「う~キュウクツだなぁ…
ねえ、ナーバ!まだ、そこにいるぅ~?」
すぐに、お風呂のドアが開いた!
人姿
ナーバ=クルィーク
「もちろん、いるぞ!」
ワタシは、ホッとして目を細める。
ワタシ
ジーラ・ジュリエス
「良かった…あのね、ドアを
そのまま、開けておいてほしいの…
この体だと、ドアすら開けられないから…」
ナーバは、頷いて微笑み
お風呂場の前から、去っていった。
きっと…窓側のイスがある所に行ったのね。
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