騎士団長

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「ユエル団長」 団員達の顔が一斉に青ざめる。 もし、ユエルに先程までの出来事を見られていたら自分達の将来が終わってしまうと。 十二騎士団最強の団長ユエル・ルドベキア。 その腕前から王族か王宮を守る団の団長に任命されるはずだったが本人が嫌がり、他国と戦争になったとき真っ先に対応する六、七騎士団の第七の団長に就任した。 本来なら任命を拒否するなど有り得ない。 そんなことをしたら死刑は免れない。 だが、王はそれを許した。 何故許したのかは誰も知らないが、そのことでユエルの言葉はある意味この国の王よりも強いのではと噂されてた。
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