杖のポールとイエスの旅の始まり

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杖のポールとイエスの旅の始まり

- 群衆が神の言葉を聞こうと彼のまわりに押し寄せたので、彼はゲネサレの湖のほとりに立っていた; - すると、湖のほとりにふたりの舟が見えたが、漁夫たちは下船して網を洗っていた。 - シモンはそのうちの一艘の舟に乗り、舟を岸から少し遠ざけるように頼んだ。 話し終わると、シモンに言われた、「深みに出て、網をおろして漁をしなさい」。 シモンは答えた、「ご主人様、わたしたちは一晩中働いて、何も獲れませんでしたが、お言葉に甘えて、網をおろします」。 こうすると、彼らは多くの魚を捕え、網は破れた。 そこで彼らは、もう一艘の舟にいる仲間に、自分たちを助けに来るように合図した。 そこで、彼らは行って、両方の舟を今にも転覆しそうなほどいっぱいにした。 - シモン・ペテロはこれを見て、イエスの足もとにひれ伏して言った、「主よ、わたしから去ってください。 彼らの獲物を見て、彼もその仲間も皆、驚いたからである、 ゼベダイの子ヤコブとヨハネも同様であった。 イエスはシモンに言われた、「恐れることはない。 - そこで、彼らは舟を浜に引き揚げ、何もかも捨てて、彼に従った。 - イエスがある町におられたとき、ひとりのらい病にかかった人がイエスのところに来た: 主よ、もしお望みなら、わたしを清めてください』。 「イエスは手を伸ばして彼に触れられた! するとたちまち、らい病は彼から消え去った。 - イエスは彼に、だれにも言わないように命じられた。 - しかし、彼について語られたことは、ますます広まり、大ぜいの群衆が彼の話を聞きにきて、その病をいやされた。 - しかし、彼は孤独な所に引きこもって祈った。 - さて、そのある日のこと、彼が教えておられると、ガリラヤ、ユダヤ、エルサレムのすべての村からパリサイ人や律法の教師たちが集まって来た。 そして、主の力が彼とともにあって、いやされた。 そこへ、体のまひした人を寝台に乗せて運ぶ人たちが来たので、彼を連れて来て、イエスの前に寝かせようとした。 - 群衆のために、彼を連れて来る方法が見つからなかったので、彼らは家の屋上に上って行き、ベッドの上の彼を、瓦を伝って真ん中に降ろして、イエスの前に立たせた。 - 彼らの信仰を見て、イエスは体の麻痺した人に言われた、「あなた、あなたの罪は赦された」。 - 律法学者やパリサイ人たちは理屈をこねて言った、「神を冒涜するようなことを言う者は、いったいだれなのか。 神以外にだれが罪をゆるすことができようか」。 しかし、イエスは彼らの考えを知っておられたので、彼らに言われた、「あなたがたは心の中で何を論じているのか。 「『あなたがたの罪は赦された』と言うのと、『立って歩きなさい』と言うのと、どちらがたやすいか。 しかし、人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知ってもらうために、彼は体の麻痺した人に言われた。 - すぐに、その人は彼らの前に立ち上がり、横になっていた床を取り上げて、神をあがめながら家に帰った。 彼らはみな驚き、神に栄光を帰し、畏敬の念に満たされて言った、「きょう、わたしたちは不思議なことを見た」。 彼が出て行くと、レビという名の公人が取税所に座っているのが見えたので、彼に言った: わたしについて来なさい』! 彼は立ち上がって、何もかも捨てて、彼に従った。 そのとき、レビは自分の家で彼に大宴会をふるまった。 - パリサイ人たちとその律法学者たちは、イエスの弟子たちに対してつぶやいて尋ねた: なぜ、公人や罪人たちと飲み食いするのか』。 イエスは彼らに言われた、『健康な人には医者が必要ないが、病人には必要である』。 「わたしが来たのは、正しい人を呼ぶためではなく、罪人を悔い改めに招くためである」。 彼らは彼に言った: ヨハネの弟子たちも、ファリサイ派の弟子たちも、よく断食して祈っている。 しかし、イエスは彼らに言われた、「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客を断食させることができるか。 「しかし、花婿が彼らから取り去られる日が来る。 新しい衣服は破れ、新しい衣服のつぎはぎは古い衣服に合わなくなるからである。 また、だれも新しいぶどう酒を古いぶどう酒入れに入れない。 逆に,新しいぶどう酒は新しいぶどう酒入れに入れなければならない。 「古いぶどう酒を飲んで,新しいぶどう酒を好む者はいない。 - 安息日に、イエスがとうもろこし畑を通られたとき、弟子たちがとうもろこしの穂を集め、手で脱穀して食べておられた。 - ファリサイ派の人々が彼らに言った、「なぜ、安息日に律法に反することをするのか」。 イエスは彼らに答えられた、「あなたがたは、ダビデがその仲間と空腹であったときにしたことを読んだこともないのか。 - ダビデが神の家に入り、見せパンを取って食べ、一緒にいた者たちにも与えた。 - そして彼らに言われた: 人の子は安息日の主である」。 別の安息日になると、彼は会堂に入って教えられた。 そこに、右の手が枯れている人がいた。 律法学者やファリサイ派の人々は、彼が安息日にいやしをするかどうかを見ようと、彼を監視していた。 - しかし、イエスは彼らの考えを知っておられたので、手の枯れた人に言われた: 立ち上がって、真ん中に来なさい。 - そこで、イエスは彼らに言われた: あなたがたはどう思うか。 安息日に善を行うのは律法にかなっているか、悪を行うのは律法にかなっているか。 安息日に善を行うのは律法にかなっているか、悪を行うのは律法にかなっているか。 - そして、見回して、その人に言われた、「手を伸ばしなさい」。 彼はそうすると、その手は彼に回復した。 しかし、彼らは怒りに満ちて、イエスをどうしようかと、自分たちの間で論じ合った。 - そのころ、イエスは祈るために山に引きこもり、一晩中、神に祈っておられた。 - 朝になると、イエスは弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選んで、使徒と名づけられた: - ペテロと名づけたシモンと、その兄弟アンデレ、ヤコブとヨハネ、フィリポとバルトロマイ; マタイとトマス、アルファイオの子ヤコブ、ゼロテスと呼ばれるシモン; - ヤコブの子ユダと、裏切り者となったイスカリオテのユダ。 - 彼らといっしょに下って行ったとき、弟子たちの多くと、ユダヤ全土、エルサレム、およびタイとシドンの海岸から集まった大勢の民とがいる平野に立ち寄られた、 -彼らは彼の話を聞き、その病をいやされに来たのである。 群衆はみな、彼に触れようとした。 - それから、彼は弟子たちを見て言われた、「貧しい者は幸いである。 「今飢えている者は幸いである。 今泣く者は幸いである。 - 人々があなたがたを憎み、仲間から追い出し、あなたがたをののしり、人の子のゆえにふさわしくないとして、あなたがたの名を拒むとき、あなたがたは幸いである。 あなたがたの先祖は、このように預言者たちにしたのである。 「しかし、金持ちのあなたがたは、さいわいである! あなたがたには慰めがある。 「今満腹している者よ、災いだ! あなたがたは飢えるであろう。 いま笑っている者よ、災いだ! あなたがたは嘆き悲しむであろう。 「皆があなたがたをほめたたえる時、あなたがたは災いだ! あなたがたの先祖も、偽預言者たちと共にそうであったからである。 「しかし、わたしの言うことを聞くあなたがたに言う、あなたがたの敵を愛し、あなたがたを憎む者に善をなしなさい; - あなたがたを呪う者を祝福し、あなたがたを中傷する者のために祈りなさい。 あなたの一方の頬を打つ者には、もう一方の頬も向け、あなたの外套を取り去る者には、あなたの上着も取り去りなさい; - だれでも、あなたがたに求める者には与えなさい。もし、だれかがあなたがたのものを取るなら、戦いに出てはならない。 - あなたがたも人にそうしてほしいと思うように、人にもそうしなさい。 「もしあなたがたを愛する者を愛するなら、あなたがたの報いは何であろうか。 罪人も自分を愛する者を愛するからである。 - もしあなたがたが、あなたがたに善いことをしてくれる人に善いことをするなら、あなたがたの報いは何か。 罪人でもそうする。 「また、あなたがたが、受けることを望む者に貸すなら、あなたがたの報いは何であろうか。 罪人もまた、ほかのものをもらうために、罪人に貸すのである。 「しかし、敵を愛し、善を行ない、報酬を期待しないで貸しなさい。 彼は恩知らずの悪人にも親切だからである。 あなたがたの父があわれみ深いように、あなたがたもあわれみ深くありなさい。 - さばかず、さばかれず、責めず、責められず、赦し、赦される; 「与えよ、そうすれば与えられる。良いはかりを、押しつぶし、揺り動かし、あふれさせれば、彼らは惜しみなくあなたがたに与える。 彼はまた彼らにたとえを話された。 盲人は盲人を導くことができるか。 弟子は師の上に立つ者ではないが、よく教えられた者は皆、師のようになる。 「なぜ、あなたがたは、兄弟の目の中にある目やにを見るのに、自分の目の中にあるはりに気づかないのか。 - あなた自身は自分の目にあるはりを見ないのに、どうして兄弟に、「兄弟よ、あなたの目からはりを取ってあげましょう」と言うことができようか。 偽善者よ、まず自分の目から梁を取り去りなさい。そうすれば、弟の目にある鞭を取り除くのに十分なほど、はっきり見えるようになる。 「悪い実を結ぶ良い木はなく、良い実を結ぶ悪い木もない。 - すべての木は、その実によって知られるからである。 いちじくはいばらの木から、ぶどうはあざみの木から採れないからである。 「善人はその心の良い宝から善を出し、悪人はその心の悪い宝から悪を出す。 - あなたがたはなぜ、わたしを主、主と呼びながら、わたしが命じることを行わないのか。 「だれでもわたしのもとに来て、わたしの言葉を聞き、それを行う者には、その人に似た者を、わたしはあなたがたに示そう。 「その人は、家を建て、深い溝を掘り、岩の上に土台を置いた人のようである。洪水が来ても、川はその家に打ちつけ、揺り動かすことができなかった。 「しかし、それを聞いて実践しない者は、土台のない地の上に家を建てた人のようである。 End
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