登場人物

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登場人物

ジャレット・レナード・フォックス 30代前半。 学生時代からのローレンスの親友。教職に就いており、日曜には仲間のオーウェンと共に地域のボランティア活動に参加している。世話好きで面倒見がよく、活発で交友関係が広く明るい性格。過干渉な兄に手を焼いておりその存在を鬱陶しがってはいるが、自身でもなかなか兄から目が離せない。 ヒース・アンドリュー・フォックス Ⅲ 30代後半。 【アンバー・フォクシーズ】という女性用服飾メゾンの経営者兼デザイナー。若くして大成功を収めた戦略家で、現在はブランドのセカンドラインと男性服の展開に力を入れている。自己愛が強く高慢で驕り高ぶっている。だが自分に憧れる者やその実力を認める者は誰でも受け入れ、嘘偽りなく素直に心の内を語ることができる。弟のジャレットを溺愛しており、いつまでも弟離れができない。 アイザック・アルマン・エドワード・ウォルツ(ザック) 40代後半。 相手のちょっとした仕草や表情の機微から、心情・心理を読み取るプロフェッショナル。微表情研究家。いつも飄々として真意が掴みにくいが、特に何も考えていないことの方が多い。依頼で数多くの事件を担当しており、鈍感な面もあるがともかく何事にも怖気付かない。妻とは別居中、年頃の娘がふたりいる。現在は本業のかたわら自身の経験をまとめた書籍の執筆活動に勤しんでおり、活動はドラマ化もされている。 アラン・クリストファー・ローレンス ジャレットと同い年で学生時代からの親友。 若くして矯正施設の看守長を任されている。仕事熱心だが、ジャレットとは対照的に素直ではなく、人と打ち解けたり広く交友関係を築くことが苦手。普段から毅然としており隙がなく、いつもツンと澄まして表情も乏しいため、彼をよく知らぬ人には人間味がないと思われている。刑務所での囚人面談をザックに依頼したことから付き合いが始まり、プライベートでも互いに神出鬼没の間柄。
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