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未知との遭遇
校舎に向かい昇降口前につくと、眼前には地獄絵図が広がっていた。昇降口の中は、満員電車並みの密度で人がうごめいている!
「こ、これはいったい……!!」
俺とみぽりんの仲を引き裂く試練が、早くも訪れようとしているのかーー!?
息をのみ、意を決して、俺は昇降口にうごめく人混みを掻き分けて中に入ろうと試みた。
しかし、そう易々と人混みの中に入れるわけもなく、バインと昇降口の外へと弾き出される。
「な、何が起こっているんだ……!?」
昇降口の中では、おしくらまんじゅうでもしているのか、人の輪が縮んだり広がったりして、到底中には入れそうにもない。
俺は恐る恐る、昇降口の入り口を圧迫している肉壁の一部に声をかけた。
「あのう、少しお尋ねします! この騒ぎは一体、なんなんですか?! 中に入れないと困るのですがーー」
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