ある一定のライン

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ある一定のライン

ある後輩にこう言われました。 「A先輩はよく『ある一定のラインにまで完成すればそれで良い』って言うけど、どうしてもっと上を目指そうとしないのかな?一定のラインよりも上を見れば、まだあんなに伸びしろがあるのに。古都さんはどう思う?」 と。 私、すぐには答えられませんでした。 ある一定のラインを達成するのも大切なことだし、 上を目指すことも大切なことだと思ったからです。 なので、素直にこう伝えました。 「まず、上を目指すことは大切なことだと思う。ただね、ある一定のラインを目指すことも大切だと思う。上ばっかり見ていると疲れちゃうから。それにね、私たちはチームだ。色んな能力の人がいて、得意な能力もできることもそれぞれ違う。そんなバラバラな私たちがまずは『ある一定のライン』まで完成出来たら、それはすごいことじゃない?『ある一定のライン』を超えて、さらに上を目指すなら、もっとすごいと思う。」 論点ズレてましたかね……。 まあ、私の根幹の意見は変わりません。 ある一定のラインを完成させることがまず偉業。
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