第五場面

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第五場面

ナレーション 「それから三年後、カルミアはお母さんと旅芝居に回る途中でベティ先生の学校寮を訪れてた」 オットー先生:大きくなったな、カルミア カルミア:オットー先生、ベティ先生お久しぶりです ベティ先生:元気そうだね、相変わらず サラー:その節はお世話になりました オットー先生:今はどうしてるの? カルミア:お母さんと一緒に旅芝居の劇団にいるの オットー先生:じゃあ、お母さんと同じ役者になるのかな? カルミア:うーん、どうだろう。やっぱりお父さんみたいなスキーのオリンピアンになりたい!お母さんには真っ白な雪の花束をプレゼントして、お婆ちゃんにはあったかぁいコートを カルミアの身振り手振りのパントマイムを見てベティ先生が茶目っ気たっぷりに呟く。 ベティ先生:役者とスキー両方やればいいじゃないか カルミア:それやりたい!アイリスやカトレアとよくサーカスごっこをやったなぁ。空中ブランコはカトレアに取られたけど、サーカスでスキーをやってみたい オットー先生:面白そうだね、そのサーカス カルミア:そうよ、雪のサーカスをいつかやる、それが私の夢。未来に向かって直滑降よ! スキーのクローチングやターンのポーズでみんなを笑わせるカルミア。 大きな希望♪大きな夢♪春夏秋冬夢がある♪ (了)
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