心暖

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冬の寒さに震えながら街を歩いてると 澄んだ空気の匂いと共に、ふと懐かしい香りがした。 はっとして振り返ったその瞬間、お互いの目が合う。 それは、あの日言えなかった想いを伝えられる日が来ることを思い出し、 そして願いながら、お互いの方へと歩を進める。 寒さの震えなんてどこかへ飛んでいくくらい心が温かくなっていた。
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