サブキャラクター①

1/1
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ

サブキャラクター①

●京極佐保子(きょうごくさほこ) 名前の韻が気に入ってる、藤次の担当事務官であり、彼の直属の部下。 初登場時は、藤次に対してひよってる部分があったが、回を増すごとに豹変。藤次の手綱を握るまでに成長。…女は変わる。コワイ。 BL好きの腐女子と言う設定で、真嗣の同性愛者属性を、第一話にして嗅ぎ取っていた名犬(笑) 因みに、藤次が絢音と同棲を始めても、真嗣と同居していると思い込んでいたのと、藤次自身が、絢音の存在を職場にひた隠ししていたことが災いし、地検に来た絢音を同僚のモブ検事達に、藤次が抱える案件の事件関係者だと言う見事な爆弾を炸裂させ、2人の間に亀裂を生じさせた張本人でもある。 サブストーリー「ビターチョコレート」では、不潔だのなんだのと罵っている藤次にチョコレートを渡すと言う奇特な行動にでるが、結局…楢山の担当事務官笹井稔に渡している。 その設定を引き継いでいる為、メインストーリーでは、クリスマスに独りだと嘆く佐保子に、藤次が笹井が気にしていると伝えようとするシーンがあるので、こちらの恋の行方も気になるところ… 「ビターチョコレート」で藤次の腕時計が、カルティエのタンク・ソロだと色めき立つ事務官仲間に、質流れのアウトレット品だと、容赦なく上司の株を下げる、部下にあるまじきSっぷりを発揮。要所要所で藤次を詰り貶すので、その内藤次がMに目覚めないか心配な所… まあ、藤次も大概Sなので、同じ属性同士馬が合うのかもしれない…なんのかんので名コンビである。 ●谷原嘉代子(やはらかよこ) 作中で旧姓表記がない為、婚姻関係の苗字のままという、なんとも雑な設定の、谷原真嗣の元妻。 男である藤次に負けると言う、なんとも屈辱的な理由で離婚された悲劇の人。 現在は、横浜市内のマンションで、一人娘可奈子と生活している。 真嗣が同性愛をカミングアウトした時、動揺するも唯々諾々と離婚に応じ、背中を押してやると言う、気風のいい姐御肌ぶりをみせるが、時々フッと、真嗣の事を思い出し浸るあたり、まだ気持ちが残っているのか? 作中では語られていない、真嗣の横浜の弁護士時代だが、サブストーリー「鯖缶の思い出」では、家庭を顧みない仕事人間ぶりが垣間見える為、家事は彼女がやっていた模様。 藤次に熟女認定されており、彼をあんな男と揶揄しているあたり、真嗣を巡って骨肉の争いがあったのかなかったのか… 挙式を海外でしたかったらしいが、何故か沖縄で行っている。理由は不明。 因みに、この結婚式で藤次が包んだ御祝儀が一番高額だったらしいが、元を取るかのように高級な酒を呷ったと言う。幾ら包んだかは謎だが、真嗣が直に謝辞を述べていた辺り、かなりの金額が予想される。さすが天下の国家公務員(だから偏見) ●楢山抄子(ならやましょうこ) 旧姓三井抄子。楢山賢太郎の恋女房で、三児の母。 賢太郎の大学の同級生で、国際政治学科に在籍。学食で賢太郎と相席し、特捜部の楢山君と持ち上げていた友人の目の前で、初対面の彼を平凡と切り捨てた傑物。 しかし、特別扱いにうんざりしていた賢太郎の心を鷲掴みにし、プロポーズまでさせると言う策士な一面も垣間見せる。 二十歳で、賢太郎と婚約指輪も結婚式も新婚旅行もない学生結婚をし、1年後には長女の洋子を出産しているので、相当ハードな学生生活が予想されるが、賢太郎を献身的に支えていたらしい… 学生時代のクセが抜けないのか、それとも何かの願掛けか、賢太郎の事を未だに「楢山君」と呼んでいる。 しかし、長女洋子を出産した時と、第三話で流産した時だけ、彼のことを賢太郎と呼んでいるので、何かしらの、彼女の中にルールがあるようだ。 賢太郎が公判検事の時には、彼の部下である稔に、「今日も来てる」と認定される程傍聴に訪れ、彼に存在をアピールする為、いつも決まって裁判長に叱責されている。 その行動に賢太郎は呆れながらも、嬉しそうに笑う辺り、夫婦仲は至って良好のようである。 ●安藤夏子(あんどうなつこ) 藤次曰く「柏木んところの安藤さん」で認定されている、京都地検の検察事務官。 初登場は、サブストーリー「ビターチョコレート」で、佐保子の同僚として、藤次に義理チョコを渡すが袖にされ、彼女持ちなら相手にしてないと吐き捨てる辺り、かなりキツめの性格かと思われたが、メインストーリー第4話では、落ち着いた大人の女性に変貌。…諄いようだが、女は変わる。 藤次と絢音の生活圏に構えるジュエリーショップの娘でもある。 当人曰く、目下離婚係争中で、別居のため実家に帰って店を手伝っていたところ、藤次と遭遇。 「ビターチョコレート」で、自分を袖にした男のプロポーズ作戦に一肌脱ぐ決意をすると言う、なんとも寛大な心の持ち主。 藤次は彼女にメールアドレスの交換を持ちかけたが、作中では一度もやりとりしている場面がない為、何か良からぬ下心があったりなかったり… 絢音の婚約指輪を選びに、藤次と伊勢丹のティファニーに向かった際、絢音の料理教室の友人景子に現場を激写され密告されるという不首尾をしでかし、まんまと絢音に、藤次の浮気相手という不名誉(?)な認定を受ける。 佐保子と同じく、藤次を要所要所で詰り貶している為、この世界の京都地検女性事務官は、皆一様にS属性なのかもしれない。M男にとっては、パラダイスである。 最終的には、藤次の計らいで絢音の誤解は解け、藤次の浮気相手から、彼の一番の女友達にクラスチェンジを果たし、「男はキザなくらいが丁度いい」と言う名言(?)を残す。 ●笹井稔(ささいみのる) 楢山賢太郎の担当事務官。 男女比率が圧倒的に偏ってる、この世界の京都地検において、数少ない独身男性の事務官。 要所要所で上司である男性検事を詰る女性事務官とは異なり、激務で疲れている賢太郎を労う優しい一面を見せる、正に死花の良心。 しかし、賢太郎に回されてきた食い逃げ案件を「ショボイ」と断罪するあたり、Sの素養はありそうである。 「〜ッス」と、体育会系の口調が特徴的だが、最終学歴は文学部と言う謎の経歴の持ち主。 「ビターチョコレート」では、たまたま声を掛けた佐保子に、藤次のお下がりではあるがチョコレートをもらうラッキーボーイっぷりを発揮。 以来、藤次曰く佐保子を気にしている節があるらしく、今後の動向が注目される。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!