メインキャラクター

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*この紹介文は、作者の独断と偏見で構成されてます。 悪しからず。 ●棗藤次(なつめとうじ) 初登場から、随分不純物に塗れた主人公。 京都地方検察庁検事。 普段何やってるんだと言われる位仕事をしないのは、作者の取材不足です。決して、恋にうつつを抜かしてるわけではありません。 修習生時代のあだ名は「鬼の南部君」 父親も同じ検察官で、仕事人としては尊敬しているが、男として、父親としては、未だに色々蟠りがあり、作中でも葛藤する場面がままある。 両親は、彼が大学を卒業した頃に熟年離婚しており、母方についたため、姓を南部から棗に変えている。 父親に虐げられ、いつも泣いていた母親を見て育ったせいか、女の涙に弱い。 検察官として駆け出しの20代の頃に、母皐月を末期癌で、32歳の時、父憲一郎を脳出血で亡くしている。 父親には、幼い頃からお前のような出来損ない、生まれて来なければ良かったと言われ続けたらしいが、今際の際には俺のようになるな。お前は、沢山の人に愛されて、看取られて死ねと言われ、最期の最期で、父親を父親と思えたのか、自宅に仏壇を置いている。 その過去のせいか、家族や結婚に対して夢を持てず独身を貫いていたが、絢音に出会い、彼女を愛するうちに結婚を意識し、プロポーズを決意する。 絢音に対しては、いわゆる一目惚れ。 とにかく好きやと言っておけば女は落ちると思ってる節があるが、それで絢音を射止めたからまあすごい。 上司に部下、姉弟まで、下手なギャルゲーの主人公並みに女だらけの環境にいながら、絢音を一途に愛している強者。 同棲当初、絢音にさらりと自分名義のクレジットカードを渡すあたり、流石天下の国家公務員である。(偏見) セックスにトラウマのある絢音と付き合い始めてからは、彼女の事を大切にしたい気持ちと抱きたい気持ちに振り回されて、終始悶々としている。なまじ絢音が魅力的なので、同棲は正に蛇の生殺し。 それでも一緒にいたいと思い同棲を決意する辺り、絢音への愛の深さが伺える。 4話で、気の迷いと有り余る性欲から、箱ヘルに手を出すが、絢音じゃないと欲情できない身体になっていることを知り、更に彼女への愛が加速する。 やたらと耳元で囁くクセがある。 巨乳の美人に弱く、遊ぶ女は全てDカップ以上と言う真性のオッパイ星人(同僚談) しかし、第二話で絢音の胸が小さい(名誉の為に補足するが、彼女はCカップ)事に対して、大きけりゃ良いもんじゃないと言ってる辺り、なんらかの心境の変化があったのかなかったのか… 絢音と付き合う前は、クラブ牡丹と言う飲み屋のホステス「真理子」に貢いでいたらしい。 4話で箱ヘルに手を出した時、相手をした風俗嬢に「男前」と言われているので、それなりのイケメンのようである。 かなりの酒豪で、その勢いは最早ザルを通り越して穴の空いた升。 アルコールならなんでも持ってこいと言う、聞いてるだけならアル中患者である。 出身は京都府某所。贔屓球団は阪神一筋。 大学は関西圏で、学部一の秀才と噂され、在学中に司法試験に合格している、能ある鷹は爪を隠す系男子。 仕事中は、基本訛りを封印しているが、感情が昂ると出てしまうので、時々変な日本語を喋る。 そもそも、こんな関西人いるのかという怪しい訛りは、作者の関西人への夢と憧れの産物です。 …いい加減、キチンと取材して書けというツッコミは、ご容赦ください。 ●笠原絢音(かさはらあやね) 作者も時々忘れる、統合失調症を患う薄幸の美女という設定。 天然なのか計算なのか、よく分からない行動がままあるが、藤次の愛情を一心に受けて、可愛い奥さん的ポジションを勝ち取る。 連載当初は、炭のような卵焼きを作って藤次をビビらせる算段だったが、いつのまにか料理教室に通い始め、藤次の体重を5キロ増やす肥育の達人に成長。 男は胃袋掴めば大丈夫を地で行く、逞しい女子に目下進化中。 どのキャラクターにももれなく愛される、ヒロインの役得を存分に発揮。 藤次の恋人として地検を訪れた際は、庁内の男性職員を虜にしたとかしないとか… 出身は広島県呉市。贔屓球団は東洋カープ。 二十歳の時に強姦魔にあい、貞操を奪われる。 以来セックスに対してトラウマがあり、藤次を真綿でじわじわと嬲り殺す日々を送っている。 トラウマがあるわりには、自分から藤次にキスをしたりするシーンがままあるのは、やはり計算なのか?! 40歳で、その強姦魔としかしていないと言うのは、なかなか酷な烙印のような気がするが、その内昔の男でも出てきて、藤次をキリキリ舞させるのも一興かなと、作者のいちびり根性で波乱の恋愛模様を巡らされる、ある意味被害者。 被害者と言えば、第二話で、密かに谷原真嗣と「藤次被害者の会」を設立したとかしないとか… まあ、とりあえず幸せにはしたげるから、気長に待っててね。 ●谷原真嗣(やはらしんじ) これまた全く仕事をしない、丸橋法律事務所に所属する弁護士。 理由はやはり、取材不足。もはや平謝りである。 物語の後半から活躍する予定で、今は充電期間なのだと思ってもらっても可。 司法修習生の同期で親友の藤次に性愛感情を持っている、いわゆる同性愛者。 その割には、10歳年上の姉さん女房を射止め、娘まで作っているから驚き。 自分を偽って生きてきたと作中で言ってはいるが、真偽は果たして… 元妻も弁護士で、実は元上司と言う設定を、その内活かしたいところ。 第二話では、好きな藤次に手でイかされるという、BL書いてみたいなと言う作者の欲望の毒牙にかかった、「藤次被害者の会」代表。 しかし、この真嗣のBL設定…意外と反響が大きく、感想をもらえたので、作者としては嬉しい限りです。キャー!! 藤次を一途に思うあまり、離婚して横浜から京都に押しかけ女房する行動力は、目を見張るものがある。 酒豪の藤次に鍛えられ、そこそこ飲めるようだが、作中で藤次ほど飲めないと言ってるので、おそらくアルコールとまともな付き合いをしているのだろう。 甘口カクテルやハイボールを好む。 しがないマチベンだが、身に付けてるものはハイブランド。腐っても弁護士。(偏見) 出身は神奈川県横浜市。贔屓球団はベイスターズ。 大学は関西圏で、藤次と同級生だが、面識があまりなかったことを考え、学部や学科は違ったのかも。 司法試験には、藤次の言葉を武器に親からのプレッシャーを跳ね除け2度目で合格。 とにかく藤次最優先で、絢音と取り合うのもみてて楽しいかなと思いましたが、いかんせん藤次にそのケが全くないのが、不憫なところ。 後半戦に期待大! ●楢山賢太郎(ならやまけんたろう) 初登場から、キチンと仕事をしている珍しいキャラクター。 京都地方検察庁検事。 藤次の同僚で、司法修習生の同期。 修習生時代のあだ名は「特捜部の楢山君」 藤次とは逆で、バリバリ働き、家庭もしっかり守る父親を尊敬している。 が、有名過ぎる父親の影響で、学生時代から特別視され敬遠されていた過去を持つ。 その時出会った妻…抄子に、楢山君て平凡じゃんと、普通ならキレる発言に心動かされ、彼女にプロポーズすると言う、恋愛の手順を母親のお腹に忘れてきたのではないかと思ってしまうような破天荒ぶりを発揮するが、藤次と同じく射止めてしまうから、これが死花マジックなのかもしれない… 二十歳で学生結婚し、長女洋子、次女長子、三女波子と、やはり藤次と同じく女塗れの環境だが、事務官は男性と言う、完璧人間になりきれない残念スキルを遺憾なく発揮。 夫婦仲は頗る良好で、勢いで避妊しなかった事も考え、かなりのアツアツぶりが伺える。 三話で妻の流産を知るや否や、職務放棄し、職場の目の前、しかも公衆の面前で抱き締めると言う破天荒ぶりは、最早持って生まれた才能ではなかろうか… いや、素直に愛妻家だねと褒めちぎれよ。 一話で、藤次と絢音の恋のキューピッド役を買って出るが、手帳に挟んでいた映画のチケットの出所は未だに不明…ド●えもんか? 藤次には負けるが、かなりの酒豪。 ワインを好む傾向がある。 出身は東京都某所。贔屓球団は大阪近鉄バファローズ(統合され、今は亡き球団) 大学は、父の噂の届かないところをと、地方を選んでいる。 在学中に司法試験に一発合格。デキる男の仲間入りを果たすが、父親と同じ特捜部へは行かず、京都市内のマンションで家族と倹しく生活している。 抄子が4人目を妊娠した時に、お金がかかるといったら、蓄えがあるから気にするなと言っているあたり、相当溜め込んでる模様。 さすが天下の国家公務員(偏見) 真嗣と同じく、後半戦に活躍するキャラクター。 今は影薄いけど、その内輝けるから頑張れ!!
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