銀色の雪が舞い落ちる浜辺で

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そして、先ほど省吾に電話をかけてきたのは、
省吾の右腕とも言えるCOO...つまり最高執行責任者の
川田公平(かわだこうへい)だった。

公平は省吾の大学時代の同期だった。
そして、共にここまで歩んで来た。

今の会社をここまで大きく出来たのも、公平がいたからだ。

二人は昔からの親友で、かつ仕事上では戦友でもある。
省吾にとって公平は、公私共になくてはならない存在だった。

ハンバーガーを食べ終えた省吾は、
コーヒーを飲みながら、
スマホでメールや経済ニュースをチェックし始める。

それが終わると、残りのコーヒーを飲み干した。
そして、何気なく視線を前方の海へと向ける。