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「来週から CyberSpace に行くんでしょう? 今話題の人気企業に転職なんて、絶対刺激的に決まってるじゃんっ! もうっ! 羨まし過ぎっ!」
千秋が興奮した様子で言った。
「そんなに人気なの?」
「そうだよ! 私のいる部署って理系パソコンオタクの社員ばっかりじゃん? 友達が今度 CyberSpace.inc に転職するんだよって話したら、ほぼ全員がいいなぁ~羨ましい~って言ってるよ!」
千秋が勤めている会社は、
パソコンで有名な一部上場企業の大手電機機器の会社だった。
社内にはIT業界に詳しい社員がいっぱいいる。
そんな大手企業の社員の間でも、深山省吾の会社は人気らしい。
「でもさぁ、いきなり秘書としてだよ...ちゃんと勤まるかなぁ...」
奈緒が不安気に言うと、
「奈緒ならサポート業務の実績があるから大丈夫だよ。今までの仕事だって秘書みたいなもんだったじゃん! ただ一つ違う点は、サポートする相手があの深山省吾だって事! 深山省吾と毎日話せるのよっ! で、奈緒が彼を管理するのよ! あーっ、なんか考えただけで萌え~!」
千秋がうっとりした表情で言った。
「逆だよぉ~! 管理職は向こうだもん!」
「って事は奈緒が彼に管理されるのっ? 更に激萌えだわぁ...」
千秋は興奮が止まらないといった様子で叫んだ。
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