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課題
面接官:課題は個々により内容が違う
合格点に至らなかった部分を補う形となる
いわゆる補習のようなものだ
リト:至らなかった部分
面接官:1つ目
リト:えっ!課題ってたくさんあるんですか?
面接官:個々によるな
リト:はぁ、、
面接官:1未成年の場合 家族の承諾を得ること
2 未成年の場合 ギルドでのクエストは募集も応募もしないこと
3 自己防衛以外あるいはやむを得ない場合以外での傷病者は出さないこと
リト:それが、不合格の理由ですか?
面接官:そういうことだな
リト:ギルド、、、なんでバレちゃったんだろ、、、うむむ
面接官:試験開催中は試験官が何名かそばについている
リト:えええ!じゃあ跡をつけてきた人たちもそうだったの?
面接官:それは、わからん
リト:3つ目の傷病者というのは?
面接官:報告によると、一般人が飛ばされて崖から落ちそうになったと聞いている
リト:あぁ、アレかぁぁ
面接官:相手が悪人であろうとなかろうと最前の方法を選択せねばならん
今回は事なきを得たが、咄嗟のことでも適切に判断し、魔法を適宜使用することが最低限必要な能力だ
リト:まさか、あんなに高い壁がせり上がってくるとは思ってなくてぇ
面接官:武器が持っている魔力の把握とコントロールも魔道士のスキルだ
リト:あ、、杖の魔力が高すぎたってこと?
面接官:それもあるが、報告書を読む限りでは、広範囲のノロマールのみで対応可能だったはずだ
リト:うう、だってあの距離で広範囲が届くか不安だったんだもーん
面接官:魔道士たるもの魔力の把握とコントロールスキルが基本だ
状況に応じた適切な対応ができるかどうか、それが次回の課題だ
リト:あぁ、、はい
面接官:次回は半年後だ
それまでに各課題をクリアしてくるように
3つ目の課題に関しては実地試験となる
課題に応じたクエストを受けてもらうことになるだろう
追って知らせる
他に質問はあるか
リト:ギルドのカフェでご飯を食べたりもダメなんですか?
筆記試験は合格しているので、ギルドへの立ち入りとカフェでの飲食はよしとしよう
未成年のうちはこちらの許可なしでのクエストの募集、応募は禁止となる
規則を破った場合、合格取り消しとなる気をつけろ
リト:杖が壊れたのって、試験の一部だったんですか?
面接官:こちら側がなにかの危害を加えたり、器物破損をするような事はない
リト:んー、なら誰が、、
面接官:武器にバリアはかけてなかったのか?
リト:バリア?
面接官:武器の手入れや保護、修理、点検も魔道士のスキルのうちだ
その杖はレアなのでそう簡単に壊れることはないと思うが、万が一盗まれたとしても帰ってくるように刻印をしておいた方がいいだろう
リト:刻印、、
面接官:今回は筆記試験がトップの成績だったので、特別に刻印を施しておいてやろう
リト:ありがとうございます
面接官:質問は以上か?
リト:ところでアンソニー、大福餅の姿はとけちゃったの?
面接官:なんの話だ?
リト:いえ、、なんでもないです、、
(m:声はアンソニーなんだけどなぁ)
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