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In house
「お姉ちゃんのクラスの西本先輩って彼女いるの?」
「西本?どうだっけ?明日聞いてみるわ〜。」
「ありがと!お姉ちゃんだーーいすき。」
「どしたのだ。ついに六花も好きな人が出来たのか?」
「まだ好きかは分からない。」
「ま、頑張れよ。西本は意外と静かそうで人気だからな〜。」
「そうだと思った。やっぱやめようかな。」
「そう早く諦めるなよ〜。」
「分かったー。」
うちの一つ離れた姉、凛花は誰にでも好かれるまあ世で言うコミュ力おばけの良い陽キャだ。うちの陽の部分を全部お姉ちゃんに持っていかれてた笑しかも彼氏がいるんだよぉ。なぜうちの周りはリア充しかいないのだ...。
──翌日
(凛花side)
いやまさか六花が西本を好きになるとは。(まだ好きとは言ってない)
「おーい西本〜。」
「ん?笹野?急に何の質問?」
(いつも西本関連にはコミュ力おばけな凛花が代わりに喋っている)
「私のさ、妹がさ西本は彼女がいるの?だって。」
「彼女いないよって言ってて。」
「珍しっ。正直なの。いっつも秘密とか言ってるくせに。」
「笹野の妹、六花ちゃんでしょ?俺もちょっと気になってるんだ。」
「名前知ってたの!?」
「いっつも俺のこと見てくるから、友達に聞いたw」
「なんかイヤな思いさせちゃったらごめんな?」
「いや全然いいよ。今度話しかけてみようかな。」
「めっちゃ面白そうw」
「ww」
「笹野〜?妹が呼んでるよ〜。」
「お!噂をすれば六花じゃないか!」
「お姉ちゃん!ジャージだけ貸してくれない??」
「忘れたの?私も忘れたw」
「えwマジ?どうしよーー。」
「あ!西本に聞いてみるw」
我ながらにいい案ではないか?
「西本。ジャージ持ってるかい?」
「持ってるよ?」
「さすが。六花に貸してくれない。」
「いいよ?ちょっと待ってて。」
「やっぱ六花のこと好きなの?女子には私物何も貸さない主義者が。」
「秘密。はい。」
「さんきゅ。」
「六花。借りてきたで。」
「ガチ??やばい持てないかも。指紋つけていいの?」
「いいよいいよ。体育頑張って。」
「ありがと!!」
もう両思いじゃん。なんかおもろいことになってきたぁ!
(こういうのが大好きな姉です)
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