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え。待って。これ西本先輩のジャージ??
へ?それはヤバすぎ。学校中の隠れ人気者のものを着ても良いの??
「お~。おかえり。借りれた?」
「//」
「なんだよ〜。」
「お姉ちゃんも忘れてた。で、丁度お姉ちゃんが西本先輩と話してたからか分からないけど、西本先輩のジャージ借りてきた。」
「えええええ!良いの?」
「多分..。」
「嬉しくないの?」
「嬉しい..けど、う、うちが着ていいの?」
「いんだよ。着ちゃえ!自慢しちゃえ!」
────
「待ってそれ西本先輩のじゃん。いーなー。」
「はは。」
「なんであんたが着てんの?」
「え。色々あって..。」
やばい。ぶりっ子で有名な人だ。同級生だけじゃなく、先輩たちにも媚び売ってることで有名なのに目つけられちゃった...。もちろん西本先輩にも。
「わにゃ(一番可愛いと思っている一人称)が着るから。貸して!」
「...。」
「早く!!」
「うん...。」
「これわにゃが洗って返すから!!」
「..分かった。」
────
「六花!ジャージは??」
「あのぶりっ子さんに取られた。」
「は??いいの?六花のために貸したのに。」
「いじめられるよりはマシかなと思ったから..。」
「そっか..。凛花先輩に相談してみたら?」
「いや、しなくていいかな..。」
────
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