佐橋side

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佐橋side

「呼んでいい?」 画面を見て固まっている岸野に問いかけ、 スマホを取り上げた。 「今、駅チカのフォレストカフェレストラン。 お前も来いよ、‥‥はい、送信」 「佐橋、何故川瀬が?」 「今朝、話した。岸野と飯食うって」 「そうなんだ‥‥」 「何、不服?」 「そんなことないけど。びっくりしただけ」 岸野は小さく息を吐き、数回瞬きをした。 わかりやすくて、かわいい奴。 俺は内心ほくそ笑み、川瀬の到着を待った。
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