川瀬side

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川瀬side

今日は岸野が佐橋といる俺を見ていた。 あの眼差し、しばらく忘れられそうもない。 そんなに切なそうに俺を見るなよ。 抱きしめたくなるだろ。 何故、そんなに不安げにしている? 好きになりかけているなんて、嘘だ。 もう充分、愛している。 お前しか見えない。 いっそ、そう口にできたら。 岸野、お前はどんな顔を見せてくれる?
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