王道アンチ転校生を目指す俺氏 ()

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この高さならギリ登れるっしょ! 潜んでる奴らに見られてんのは恥ずいが仕方がない! 凹凸の飛び出ている部分に足を掛け、体を上に持ち上げる 「ん、っしょ」 流石俺、運動神経は良いほうなんだよなぁ あとは降りるだk、 「あっ、危ないッッ!」 「へ?」 え待って下に人居たんですけど!!? 飛び降りた先には先程の俺の位置からは死角だった所に人が立っていた。 重力には逆らえず、その勢いのままその人の真上へ落下、、 「いってて、、あっ、大丈夫ですかッ!?」 「...え、ええ。大丈夫ですよ。気にしないで下さい」 え、それ絶対大丈夫じゃないやつでしょ まあフラついてはない感じだから大丈夫か、、? 「ごっ、ごめんなさい!俺、門が開いてなかったのでつい、、」 と言ったところで思い出したことがある。 そういえば俺、ミッション遂行のために来たんだった...! 「大胆なことをするのですね...笑」 この人を見るに、あの人が言っていた美人かつ、腹黒副会長と言ったところだろう なんか、顔自体は笑ってるんだけど、、目が笑ってないんだよなぁ... なるほどこういうことか、、 よし、早速俺の演技力でカマしていきますかぁ! 「おい!お前さ、なんでそんな、笑顔を貼り付けてんだよ!もっと素の自分を出せよ!!」 「...え」 おお!目をかっ開いてる!後押しで、、 「自分を隠し続けるのしんどいだろ!俺だけにはホントの自分で居ろよ!!」 キマったな...! 目の前の副会長(仮)は少し無言になった後、ふふっ と笑った。 今度は本当に笑っているようだった。 「そうですか、貴方には私が笑顔を貼り付けていると見えたのですね、、そんなの初対面で言われたことなかったです...笑」 何処に笑う要素があったのかは分からなかったが、まあとりあえず嬉しかったのだろう! と思ってたら、目の前に居た彼が眼の前()まで迫っていた。 「ふぇっ?!」 驚いて変な声出たし!! 「私、貴方のことがとても気に入りました!仲良くして下さい!」 「へっ?」 何だこの人、、中々この時代にそんなストレートに気持ち伝えれるやつ居ねぇぞ...! あ、俺は含めずで(( とりあえず、此処で俺がしなければならないことはもう決まってるし、それ通りに動くまで、、 「おう!俺もお前と仲良くしたい!ところで名前何ていうんだ?」 「ああ、そうでしたね。私の名前は左近寺(さこんじ) 零斗(れいと)と申します。」 さこんじ、、、何処かで聞いたことある名前だなぁ あ、そうだ!茶華道の家元として知られてる名字だ! もしかして身内か? まあそんなに驚くことはないけど 「そっか!俺の名前は佐伯(さえき)コウだ!」 「存じていますよ、笑 一応生徒会の一員なので」 確かにw 迎えに来たぐらいだしなw 「そうなのか!生徒会入ってるの凄いな!」 「そんな大したものではないですよ、、まぁ仕事は多いですがね(苦笑)」 そりゃそうだ、こんな学校だしなぁ... ___________________________________ この学校は波亜弦蛇津学園(はあげんだっつがくえん)と言って、世界有数のお金持ち校だ。 そのためお金持ちのボンボンが集まる 権力はあるけどまだまだ子どもだから揉め事なども起こるというわけで... 必然的に仕事は通常よりも増えるというわけである。 ___________________________________ とまあそんなわけで、俺も入る前からちょっと察してる所はあるわけですよ! 「、、?コウ、どうかしましたか?」 おおっとぉ!!早くも名前呼び捨てかぁっっ(( こりゃあ裏表の激しそうな予感ですね...!! 「何でもないぞ!それより俺の部屋案内してほしい!」 5月と言っても、まだ風が少しだけ寒い そして俺は寒がりだ!!(誰得の情報) 「そうでしたね、では行きましょうか」 ...やっぱり校舎でかいな! まあマンモス校なだけあるか、、、 ここは全寮制だから二人部屋になるらしい。 俺の相部屋相手はどんな奴だろう、、、 コンコンコン 「失礼します。今ちょっとよろしいでしょうか?」 副会長がドアの戸をノックして声を掛けると、中から誰か出てきた。 多分この人が同室なんだろう。 「...あ?副会長様が何の用だよ」
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