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あーこういう系だったか...
見た目は緩い部屋着で薄い長袖と長ズボン、それにバチバチのピアスを付けていらっしゃる...
いわゆる不良という格好だ
髪色は紫がかった黒で派手な印象がない。
雰囲気からすると結構強そうだ...。
果たして仲良くなれるのか...!
「今日から貴方と相部屋になる佐伯コウです。怖がらせないで上げて下さいね。」
「あ”?何当たり前の事言ってんだ。それより相部屋って、、この毬藻みたいな奴とか?」
めちゃくそストレートにおっしゃった...。
まあそうなるのも仕方がないけど、、だって俺でも思うもん、この癖っ毛と毛量、そしてヘアセット。
どう見ても毬藻だなって、、、wwww(作者は髪型をバカにしていません(( )
まあこれは俺の地毛じゃないんでどう言われようと気にしないんですけどねw
俺自身の髪質はストレートだし、髪色は少し色素が薄くて黒に近い灰色
訳あって()鬘被ってるわけだから、ホントは一人部屋が好ましいけど、、学校の規則出し仕方がない...
「な!毬藻とは失礼な!!そういうこと人に言ったらいけないんだぞ!」
自分で言っててちょっと引くわ...何だよ「いけないんだぞ!」ってw
まるで子どもだな。
「そんな嫌がらないで下さい!コウが可哀想でしょう!私だって一緒の部屋が良いのに...」
「まあどうでも良いけど、俺の邪魔さえしなかったら...」
「まあ、そういうことなので、、よろしくお願いします。」
なんで副会長がよろしく言ってんだか、、まあ良いけど。
「とりあえず今日は、8時頃に先程通った校舎の二階に着いておいてくださいね。担任が居ると思うので指示はそこで」
「わかった!じゃあな零斗!」
「はい!ではまた」
ガチャン))
副会長と分かれて俺は部屋に向かう、二人部屋と聞いて狭いイメージだったがそんなことはなかった。
共有スペースは一般の家庭のリビングよりちょっと広く、トイレ、台所、シャワー室があり、それと別で2つの個人部屋がある。
流石だわ金持ち校...
先程の不良君は自室に入っていったので、余りの部屋が自分のだと確認し入る。
部屋の大きさは一般の一人部屋と同じぐらい
部屋はシンプルで清潔感がある、そして必要最低限として勉強机とベッドクローゼットがあった。
俺は持ってきた荷物(衣類や自分用シャンプー、生活用品など)をカバンから出さずにベッドへとダイブする。
あ、ダメだわこのベッド、人をダメにするやつだ...
今からでも寝れそう...
しかし転校初日に遅刻するわけにはいかないので、フカフカのベッドの中、意識を落とさぬように目元を擦る。
そういえば、学生として大勢の中で生活するにいたって、普段から鬘落ちないように気をつけないといけないんだった...
ちょっと面倒くさい...
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