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ヱノミックは座り休んで、カムキルラは、元の機体(からだ)に戻った。
「ホント、昔からゐやらしヰ、殺り方だとは思っていたけれど、ここまで頂けなヰとは、あぁ良ヰ意味でね。」
「言ったじゃないかぁ、
ヴィラン気質だとねヱ」
そう、辛そうにヰって、壁に持たれた
「そうだったね、はぁ、カムキルラ、もう、あたしも我慢ならないんだ。行ってもいいかな。」
「せめて『?』をつけろクソ主。
任せろ、神里」
「あぁ、任せた。」
とヰってあたしはサヰゴの扉を開けた。
ソコには、圧があった、
ソコには、厄があった、
ソコには、何も無かった
「龍とは、皮肉なものだね。
仏教では、神聖なものとして、信仰されてヰるが、
別の宗教では、龍、訳ドラゴンは、悪魔(デーモン)と、呼ばれてヰるらしいね。」
「あたしの相手にぴったりじゃなヰか。」
そんな、欺瞞に満ちた笑みをかき消すように、
厄龍は咆哮する。
其れは、鼓膜を視界を全て無に返すような、
咆哮だった。
「全く、頂けなヰなぁ。」
そんなことを言いながら、左手に着けたナヰフをしっかりと持ち、奴の、尻尾目掛け攻撃を繰り出す。
刹那、弾かれる。
「痛ヰね、ナヰフが折れた。」
「は?どうしようもねぇじゃねえか、
1本しか持ってないんだろ?」
「まぁ、彼女なら何とかするよ。ねヱ
専門家(ライバル)?」
「はぁ、龍は良ヰよね、染まってヰても、君が強ヰんだから、」
横から薙ぎ払うような攻撃
骨の折れる音。
「ぐぁ、、流石だね、痛ヰなぁ、
痛すぎるよ」
意識が朦朧とする。
足がフラフラする。
頭がくらくらする。
意識が切れる
切れたのなら、入れなければ、
スイッチを、
スヰッチを、
伍
其れはかつての罪
肆
其れはかつての罰
參
其れはかつての悪
弐
其れはかつての厄
ヰチ
其れは今日の敵
暴れる、本能を、解放する。
「「バーサーカーのお出ましだな」」
そうだね、と答えたか答えなかったか、其の時には意識はもう、彼女(バーサーカー)に乗っ取られていた。
敵、テキ
テキ、敵
見つけた、
ミツケタ、
其れは一瞬の出来事だった、染まった女の咆哮が、溢れ出た感情が全て、怒りへと変わっていく
お前は誰だ?
ワタシはバーサーカー、1000の命を刈り取るもの
お前は誰だ
あたしはバーサーカー、1000の命をかりとるもの
その、自問自答を繰り返す。反復する
同じく、動きも
厄龍の頭、尻尾、腹部、背中を抉る
其れはナイフなどではなく、拳だった。
拳なくせして、ナイフより鋭かった。
目的の厄災は壊せた。
イヤイヤ止めれぬバーサーカー
静かな部屋を壊れ回っていた。
「「ヲまヱは誰だ?」」
ワたしは、
アタシは
あたしは
「そんな顔してどうしてるんだヰ?
可楽梨神里に決まっているだろう」
ほっと3人、一息ついた
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