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カラクリ、ヤブ、バーサーカー
―病院、3階
「んで、ここまで来たけどよ、ヲれらは普通のパンデミックですら天敵だって言うのに、その国宝級のゴミをどう感染せずに調伏するってんだ?」
「きるきるぅ、君はホントにバカだねヱ」
「あ?馬鹿だったとて、お前ほど間抜けじゃねぇ、クソヤブ」
「どう調伏するか?壊すしかないだろう?
其れに、フロムを渡したじゃないか?」
「だから、フロムは武器に付ける付属品(アタッチメント)だろ?
ヲれの機体(からだ)の付属品(アタッチメント)じゃねぇ、それでどう守るっつーんだ?」
「カミナリ」
「は?」
「ほう」
カムキルラはそう言って
あたしはこうヰった
「パンデミックは雷のようなものなんだよ、落ちる、染まるものを、ヱらぶんだ。」
「…」
「そういう事か」
カムキルラはもの言わず
あたしはリカヰした。
「君はホントに回りくどヰね、カムキルラ、つまりはヒラヰシンだ。」
「正確には、避雷針だね。」
「あぁ、そういう事か…クソッ」
彼は負けたような顔をしていた。
「追い打ちをかけるようで申し訳ないが」
「「ダウト」」
「嬉々として追い打ちをかけるとねヱ、フロムには、非人間的人間要素つまり『クローン』ってやつを組み込んである、改悪版パンデミック(私はそうは思ってないが)は空気→人間→カラクリ→生物の順で感染していく、因みに、僕は天才だからねヱ、空気に関しては、ジャックしないと感染しないように、制御してるから、問題ないよ。」
「天才はミスって、国宝級のゴミなんか作んねぇんだよ」
「作るじゃなくて、造るだ、そこだけは間違えないでくれ」
「なんのプライドだよ。」
そんなこんなで、あたし達は、3階の探索と制圧をカヰシした。
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