昔咄

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昔咄

むかしむかしあるところに、1人の医者と、1人の専門家がいました。 2人はどんな事も、どんな問題も、解決する凄腕のバディでした。 そんなふたりが、ある日、機(からくり)と言う、存在がいるという噂を聞き、調べあった、 医者は、人から、機になるといった。 専門家は、機は機で、人はヒトだとヰった。 その後2人は対立し、世間も、其れに乗っかるように、意見が対立して行った。 機は、いつの日か、世間に馴染んで言った、ただ、未だどちらかという答えは、出ていなかった。 ある日、 人から機になったと言う、ものが出てきた、最初は疑う者もいた、だが、その後、ゾロゾロと、同じようなものが出てきた、 医者は称えられ、専門家は、貶された、 その後、ヒトがどんどんカラクリへと、変えられて行った。 でも、専門家だけは、抗っていた。 ある日、医者は、カラクリの研究をしていた、そこで悲劇が起きた、いや、悲劇を起こした。 ミスをして、大事な薬を、落としてしまった其れは、その薬は非常に、軽いもので、空気にベッタリと引っ付いてしまった。 全世界へと、薬がばらまかれた。空気によって 薬はたちまち、病気になった。 病気の内容は、機は人に、人は機になるものだった。 専門家は薬も、医者も全て分かっていたが、受け入れていた。 可楽梨 神里は染まっている、それは、人間であった存在証明だと言おうと、かつてのもの達は、全く持って信用しなかった、其れは、きみは、運良く、染められなかっただけだと、受け入れなかったからだ。 それから専門家は、殲滅家として、活躍をしている。 新しい相棒と一緒に、 メデタシメデタシ、 「「なわけなヰよねヱ」」
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