金色のスポークに励まされて

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 朝の寒さに身体がビクッとして、目が覚めた。 すぐ近くの小窓のカーテンを少しめくってみる。 「….あっ、やっぱり雪なんだ…」 信用していなかったけど予報通り久しぶりの雪景色だ。 母さんと父さんは昨日から親戚の葬儀のために留守をしていたんだと思い出す。 2、3日は帰らない。 もう、大学も卒業式まで行かなくても良いし、まだ寝てるとするか…。 次に気がついた時には昼をとっくに過ぎてもう夕方になろうとしていた。 無駄に過ごしてしまったという少しばかりうしろめたさを感じたものの、誰もいないから小言を言われることもないわけで、うしろめたさなどすぐに消えていった。
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