この神社は僕らと似ていた。

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「この町にはね、幻の神社があるんよ。それはな決まって、ふさぎ込んでいるやつにしか、見えなくてすなわち、たどり着けないんだ」  いつのことだったか。意味不明な話を祖母は語ってきた。そのときの僕は、耳を疑っていた。まさか本当の話とは、とても思えなかったんだ。
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