この神社は僕らと似ていた。

1/8
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「この町にはね、幻の神社があるんよ。それはな決まって、ふさぎ込んでいるやつにしか、見えなくてすなわち、たどり着けないんだ」  いつのことだったか。意味不明な話を祖母は語ってきた。そのときの僕は、耳を疑っていた。まさか本当の話とは、とても思えなかったんだ。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!