1日目-2.憧れのカレのパートナー

5/5
前へ
/152ページ
次へ
 ずっとテレビ越しに見ていた、大好きな彼の? 「よろしくな」  すちゃっと片手をかかげ、白い歯を見せてにこっと笑う。  小さくなった身体の奥から、急速に血がのぼってくるのがわかる。  そんなことって。  そんなことってある?  え、ど、どうしよう――。  こみあげてくる気持ちに耐えられなくなって、でも出てくるのは、 「ゆきゅきゅーーっ!!」  悲しいけど、うさぎにしても独特な鳴き声だった。
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加