危険、区域

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「な、何て言ってるの?」 新が何故口パクで言っているのかを理解せずに声を出して聞いてしまった。 「…ば、ばか!」 頭に手を当てて私に向かって新が声を出してた。 「な、なんで馬鹿呼ばわりさ「田中さんっ!」 私の声を掻き消すほどの声。 視線を向けるとやはり生徒会の人。 どうして?そんなに怒った顔で私を睨むの? 私は、何もしていない。 はずなのに…… 「……龍崎澪に近付こうとする者は…――― 全ての女子を敵とする」 「…………」 先輩の名前…――。 何故? 先輩に近付こうとすると女子を敵に…――― 意味が分からなくて唖然とする私。 「これは忠告です。二度目は…――」
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