危険、区域

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『はぁ?意味わかんないし!!』 不機嫌そうに私をギロリと睨む化粧の濃い先輩。 でも、負けたくないっ! 今の私には何でも出来る。 だって私には、強い見方のヒーロー。 先輩がいるからっ!! 『最初に見つけたのは、私です』 私の言葉にムカッとしたのか、私の目の前に来て私を見下ろしながら『もう一度、いいなよ??』と言って来た。 一瞬ビックッとする私。 本当は、怖い。 でも… 『だから、私のですっ』 さらに怒らせる台詞。 私の台詞と同時に目の前の先輩は、手を大きく振りかぶった。 ギュッと目を瞑る私。 …あれ??? 何分待っても、先輩の手は私に下りてこなかった。 恐る恐る目を開ける私。 『…』
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