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煌蓮総本部の1階のリビングに戻った俺に、拓海が問い掛けてきた。 「彫り師が見つかったんだってな?」 「あぁ、彫り師の爺さんは白だ。親っさんとは長い付き合いみたいだったしや」 「となるともう1人って誰だ?」 「俺も考えてみたけど分からない。俺達はもしかしたら本当の真実を知らないのではないだろう。多分、今は煌弥は知っていると思うんだが」 アヤナミの奴等を、影で操る奴が2人居ると煌弥からもらった書類には書いてあった。 その2人に関しては、それ以外は書いてなかった。 確かに1人で全てを熟すのには無理がある。 アヤナミの奴等の名前と住所と会社を調べただけでも、煌弥だから出来た事だ。 それに玲ちゃんは煌弥だけに話し、俺達には話してない事があるのだと思えた。
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