アイオイ 第8話

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「……っ、ぁ、……く」  柔らかな皮膚を吸われ、噛まれる。貴島の髪が肌に触れるだけで、佐木はびくびくと体を震わせた。衣類を剥いでいく貴島の指に、佐木の胸には不安が膨れ上がる。 「……大地さん、あの……」  肩を押すと、貴島は顔を上げた。 「んだよ?」 「本当に、いいんですか……?」 「何が?」 「……俺、男ですよ?」  心配そうに問い掛けると、貴島の動きが一瞬停止した。 「……お前な、んな事わかってるに決まってんだろ」  貴島は苛立ったように、佐木の鎖骨に噛み付いた。 「……っ」 「こんなぺったんこな女いるか」  貴島は器用な手つきでシャツのボタンを全て外し、布地を左右に広げると、白い肌を撫で、突起に舌を這わせた。 「……ぁ、……ゃ」  佐木の反応にニヤリと口角を上げ、貴島は更に突起を舌で弄り、吸い上げた。 「ひっ、……ぅ、あ」  唇での愛撫をやめないままで、貴島は更にその下へと手を滑らす。 「大地さん、あの、本当にわかってますか……?」  貴島の指がベルトに掛かり、ズボンを脱がされそうな気配に、佐木は慌てて再度問い掛けた。 「しつけえな」  もう黙れと言うように、貴島は赤く尖った場所に歯を立てた。 「ひぁ、ゃ、っく」  佐木の意識が与えられた刺激に逸れている間に、貴島は手早くズボンの前を寛げる。
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