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そもそもな話
本来のの下校時間をとっくに過ぎ、いつものように何をするでもなく雑談していた中でKはふと湧いてきた疑問を口に出した。
K「唐突に思ったんだけどさ、なんで僕このグループにいるの?」
D「なんでってKも俺たちの同類だからでしょ」
K「いやいや、僕はS君とかと違って人畜無害の真面目くんだよ?」
S「俺だって無害な良い子だわ!」
A「謹慎二回も食らってるやつが無害なわけがないんだよなぁ」
K「そうだ!そうだ!やっぱり僕は同類じゃない!」
Y「ここでKの罪状を読み上げようと思います」
K「あっ!やめて、それはマズイ」
D「まず盗撮およびその写真を使って嘘だらけの記事を書いてること」
Y「他人の弱みになる情報や個人情報を調べ集めていること」
A「勝手に空き教室の合鍵を作って作業場にしてること」
罪がバレた犯人のようにうなだれたKの方にSが手を添える
S「諦めろwお前もこっち側だ。それにまだ隠し事あるんだろ?」
K「くっ・・・ 事実すぎて何も反論できないっ!」
D「けど実際、俺はKがこのグループに来るとは思ってなかったけどな。Kって俺等みたいな奴に近づかないでしょ」
K「まぁ、そうだね。でも食わず嫌いは良くないって分かったしそれは良かったよ」
A「ここに来たら一心同体ってことでね。何かやらかしたら仲良く道連れだから」
D「いや?俺はYに押し付けて逃げるよ」
K「僕はA君とS君に」
S「ほんとサイテーだなぁ!」
K「じゃあ君は大人しく出頭するの?」
S「Aに押し付けるけど?」
Y「全員最低だな!」
K「ま、なんであれ面白いし楽しいから理由とかいいや」
A「そういうとこやぞ、お前」
くだらないことで笑い騒いで一通り笑った後、また別の話題に流れていく。
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