お泊り

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合鍵で開け、玄関に入るとテレビの音。 リビングに入ると、寝起き姿の彼が朝食を食べてくれていた。 「おはよう」 「うわぁ、さ、桜?」 驚いてて、頭はクスッ、寝ぐせ。 「パパが泊まるなら、荷物が多いし、かばんは置きに行ったらいいって言ってくれて乗せてくれたから・・・驚いた?」 「もちろん。来るなら言ってくれたら・・・」 「驚かせたかったの。おかげでいいものが見れたわ」 クスクス笑うと、ベランダ側の窓の前にカバンを置いた。 「ここからだと、何分?」 「20分だな。一緒に「ううん。先に行くね」」 先に告げた。
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