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「でも夕方は子供や誰かがいるから、外していけばいいわよ」
「あっ、はい」
この階は癌患者用の為の階らしい。
病室に入ると『俺は仕事に戻るから、ここで待ってて』と葵は会社に戻って行った。
お母さんとお父さん3人で過ごした。
家の話しをしたり、いろいろと。
ランチはお母さんと院内の食堂へ。
「これから悪阻で大変だろうけど、無理はしないでね」
「はい。」
「女の子の声がするのよ。病室にいると」
「えっ、恵ですか？」
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