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プロポーズ
【桜side】
タクシーで私の家に向かってたんだけど、いきなり運転手さんに行き場所を変えた葵。
向かった先に着くと待っててもらった。
・・・着いた場所はまだまだ建て始めた家の前で・・・。
「桜、順番は狂ったけど、俺と結婚してください」
指輪を差し出し、葵がプロポーズしてくれた。
「・・・っ・・・グズン・・・」
「桜?」
溢れる涙を拭いて『お願いします』というとホッとした顔を見せた。
そして私の左手に指輪を嵌めてくれた。
ギュっと抱き着くと『幸せになろう』って言ってくれた。
・・・俺の両親、桜の両親、俺と桜と子供と・・・。
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