6人が本棚に入れています
本棚に追加
「病院で・・・でも、ママ、めぐに幸せを願ってたって思う。ねぇパパ」
恵は、俺に同意を求めた。
「そうだな。だから、パパも花のお見舞いも頼んだんだよ。
俺達がいない時に顔を出してやって欲しくて・・・。
桜が今の相手の子を産むなら、パパは応援してやろうって。」
「親父は償いって訳か・・・」
「そうだな。桜を守ろうとせず、花を選んだんだ・・・俺達家族はなっ。
だから、恨まれても憎まれても仕方いんだ。
同じ階に入院してるようで病院に行けば会うようになる。」
「お袋の親も入院してるのか?」
「いや、相手の親らしい。あの階は癌病棟だからな」
最初のコメントを投稿しよう!