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「来て欲しい。でも桜おねぇちゃん、仕事じゃ・・・」
「1日くらいいいよ。休んでも」
「ありがとう・・・うっ・・・」
また吐き始めて花ちゃんの背中を摩った。
「大丈夫?」
「・・・オェッ・・・」
繰り返しだった。
ガラガラ・・・
戻ってきた望の瞳は赤かった。
「変わるよ・・・桜」
「いいよ。もう少しだけさせて」
「あぁ、来週の火曜日も俺だけ病室に午後は居るようにするから・・・」
あぁ、廊下で訊いてたんだんね。
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