《CREA SIDE part6 = security police》

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《CREA SIDE part6 = security police》

 心配性の父の指示で、専属SPのいない私には父のSPリチャードが同行した。  彼は複数言語を操る。  父は複数のSPを抱えているので、若いリチャードは兼任のような形で私の面倒もよく見てくれる。  というか見させられている。 「無謀な買い物だけはおやめくださいね、後で私が社長に叱られます」  ドルという単位が変わっただけ。  使えるお金がある限り、私のこの悪い癖は治らないのだろう。 「パパが念のため持っていけって」  クレカをチラつかせ言い訳した、QRコードも山ほどチャージされている。
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