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“A Hard Rain’s A-Gonna Fall” ボブ・ディラン
昨日、夕立があった。俺は晩御飯を作っている最中だったが、バチバチと屋根を叩く雨音を聞いて、さっそくボブ・ディランの“A Hard Rain’s A-Gonna Fall”(激しい雨が降る)を聞いた。
ノーベル文学賞授賞式でパティ・スミスが歌ってるバージョンを聞いた。
素晴らしい歌唱だった。そして歌詞をなぞりいろんなことを考えた。
And it's a hard, and it's a hard, it's a hard, it's a hard,
And it's a hard rain's a-gonna fall
キューバ危機の際に作った歌だ。だけれどふる雨はミサイルや放射能を指しているわけではない。そんな単純な歌ではない。
人生のつらい厳しい部分にスポットライトが当たっている。それはそうだ。二十歳でこの歌を作ると言うのは、やっぱりボブ・ディランの才能は突出しているのだろう。
人生の悲しい部分を、切り取って繋ぎ合わせて、でもそれが見えている幻想のように聞こえるのだ。
Then I’ll stand on the ocean until I start sinkin’
そして、私は沈んでゆくまで海に立っていたい
But I’ll know my song well before I start singin’
私が歌い始める前から、それはいい歌だってわかるのさ
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