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東京駅 辰野金吾
さて日本の玄関口の一つと言っても良い東京駅である。1914年開場。国の重要文化財に指定されている。
近年大掛かりな改修工事があって、大手のゼネコンで働いていた友人がどこかの部分を担当したとか言っていた。
設計は辰野金吾である。日本銀行本店、関西では中央公会堂の設計でも知られる。日本建築の重鎮である。
赤煉瓦、中央公会堂にも使われていて、前を通るたびに「辰野金吾」とひとりごちてしまう。
東京駅には行ったことがあるが、降りて駅舎を見たことがない。確か中で乗り換えて新橋駅に行った。あれはお台場に行くゆりかもめか何かを乗るためだっただろうか。
東京大空襲により火災にあい、屋根やドーム、内装が焼失した。戦後すぐに修復工事が行われたが、痛みがひどく、安全性も考慮して、焼失前の姿を取り戻すのはだいぶんと後になってからである。
写真で見る限り荘厳かつ重厚である。左右に長くシンメトリーであるので、日本の建築物では珍しい部類なのかしらと思う。近くで見る機会があればもっと細部まで堪能できるだろう。
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