四章 葛藤

2/2

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
 人には見えない速度で移動している影が3つ…コウキ達である。    「何で風鬼と雷鬼がお前らを出し抜けたんだろうな…」  その時三人揃って、ピンとくるものがあった。  「「「あの方かぁ」」」  その頃、黒髪黒瞳の麗人は「黄昏」で優雅にコーヒーを飲んでいた。    「たまには戦わないと、勘が鈍るからねぇ…まぁ、久々の運動には物足りないかもしれないけど」  この麗人こそ、闇に潜み生きるもの…の頂点にして、統べる者。そのもの達が掲げる玉座に座る唯一の存在…鬼皇(きおう)である…。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加