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叔母さんが突然何か気に入らない事があって床上に寝転がって腕も足も振り回して叫び出したりして、その声を聞くたびに何故かいつも悔しいくらい泣きたくなった。
叔母さんの叫び声はいつも苦しそうに聞こえるからだ。
叔母さんの母親であるお婆ちゃんも泣いてるけど叔母さんはもっと泣いてる。2人とも大声で泣いてる。
お婆ちゃんも叔母さんもどっちも同じくらい苦しんでいていつも薬の無い病気と戦ってる。
病気が全て悪いんだって分かってても叔母さんは嫌いだ…。好きにはなれなかった。
そんな事誰にも言えないから誰も居ないところで声を出さずにいつも静かに泣いていた。
お婆ちゃんが亡くなったら次にあのモンスターの面倒を見なくてはならなくなるのが私の母親だと思うと とてつもなく怖くなって嫌だった。
だからいつも泣いてたしいつも心の底から思ってた。
“あぁ、あの叔母さんなんて死んじまえば良いのに”
って。
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