カモミール

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家に帰った後、ふらふらとした足つきで自分の部屋のベットへとダイブした。布団は私の熱い顔を冷やしてくれて、でもじっとしてられなかった私は、ドタバタと小さい子供のように布団の上を転がった。お陰で布団はぐしゃぐしゃになってしまった。 「はー、もうほんとに」 通知音がなったスマホを、渋ったがのろのろと確認すると、そこには[みつなり]からのメッセージがあった。トーク画面を開くと、細く白い指先に光るゴツゴツのネイルのアイコンと、可愛いフォントの字がつらつらと並んでいる。また可愛いアイコンになってるとか思いつつ、きたメッセージを見た。 「今日結局保健室で休まなくて大丈夫だったの?僕サボりだったのにごめん」 光成君気にしてたんだ、全然いいのに。さすが気の使える人だ。 「全然大丈夫きにしないでー!!!!」 私は最大限気を使わせないように返事をした。正直そんな事でわざわざいいのにという感情もあったが、1番は眠たかったから。 また通知音が鳴る。 「今暇?通話しない?」 え、今から? 眠くて目がうとうとしてきた...。 震える指先で、やっとの思いで返事を書いた途端、眠気が限界を突破し、まるで呪われたかのように意識が遠のいていった。もはや誰からのメッセージなのかも分からないほどに、私の眠気は限界を超えていたらしい事を、翌日の朝に気づいた。
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